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 最高指導者―ガザ地区の悲劇に対するメッセージ
 

 

慈悲深く、慈愛あまねき、アッラーの御名において

 

『皆、誰もが神から創造され、神へと帰する』



 

ガザ地区でのシオニスト政権イスラエルによる恐ろしい犯罪、そして、虐げられた男女や子供数百名の大量殺戮、これらは再度、シオニストの血に飢えた狼のような本質を、近年の偽りの姿の裏側から暴き出し、イスラム共同体の領土の中心に、この戦うに値する異教徒が存在する危険を、無知で無関心な人々に伝えた。



この恐ろしい事件の悲惨さは、全てのイスラム教徒のみならず、世界中の良心を持った気高い全ての人間にとって、十分に重く衝撃的なものであるが、それ以上に悲劇なのは、イスラム教徒を主張する人々や、一部のアラブ諸国が、このような犯罪を奨励するように、沈黙を守っていることである。好戦的で不信心な強奪政権(イスラエルを指す)に対し、ガザの虐げられた人々を支援しなければならないはずのイスラム教徒の政府が、犯罪者であるシオニストの関係者から、大胆にも、この大きな悲劇に同意した者として紹介されるような行動を取るとは、それ以上の悲劇があるだろうか?



こうしたイスラム諸国の首脳は、神の預言者(ムハンマド)に対して、どのように回答するというのだろうか? 今回の悲劇に対し、追悼を捧げているにちがいない自分たちの国民に対して、どのように答えるつもりだというのだろうか?今日、確かに、エジプト、ヨルダン、その他のイスラム諸国の人々の心は、あれほどの長きにわたった封鎖、食料や医薬品の不足の末、今回のような殺害が行われたことに対する悲しみで一杯である。ブッシュの犯罪政権は、その不名誉な統治の終わりを目前にする中で、この大きな犯罪に加担し、これまで以上に、アメリカの政権のイメージを汚し、戦争犯罪者としての自らの罪の記録を増やした。ヨーロッパの政府は、無関心な態度を示し、恐らく、この大きな悲劇への同調から、再度、人権擁護の主張が偽りであることを証明し、イスラムとイスラム教徒に敵対する戦線への参加を示したのだ。



現在、アラブ世界の聖職者やイスラム法学者、エジプトのアズハル大学(スンニー派の最高学院)の幹部に対して、私が問いたいのは、次の事柄である。イスラムとイスラム教徒のために、危険を感じるときがやって来てはいないだろうか? また、悪を否定し、圧制的な指導者の許でも、真理の言葉を語るという義務を、実行すべきときが来ているのではないか? イスラム教徒を鎮圧するために、表面的にイスラム教徒のふりをする偽善者と、戦うに値する異教徒が手を組み、ガザとパレスチナで行っている事以上に、あなた方が義務感を感じるために、明白な事柄が必要だというのだろうか?



イスラム世界、特にアラブ世界の知識人やメディアに対する私の疑問は、次の事柄である。それは、いつまで、自らの責任に対し、無関心で居続けるつもりなのか、ということである。西側の不名誉な人権団体や名ばかりの国連安全保障理事会は、今以上に、汚名を着せられる可能性があるのだろうか? パレスチナの全ての戦士、イスラム世界の全ての敬虔な人々は、可能な限り、ガザ地区の無防備な人々、子供、女性を守る義務を負っている。この神聖で合法的な防衛の中で殺害された者は誰でも、殉教者となり、神の預言者の御許で、殉教者の列に加えられるという希望を抱くだろう。



OICイスラム諸国会議機構は、こうした重要な状況の中で、自らの歴史的な義務を遂行し、消極的で慎重な態度を離れ、一丸となって、シオニスト政権に対する戦線を結成すべきである。シオニスト政権は、イスラム教徒の政権によって、処罰されるべきである。その強奪政権の首脳は、こうした犯罪や長期に渡る封鎖によって、個別に裁かれ、処罰されるべきである。イスラム教徒の国民は、自らの強固な意志により、こうした要求を実現することができる。この分野における知識人、イスラム法学者、政治家が負っている責務は、他の人々以上に重要なものである。



 

私は、ガザの悲劇に対し、29日月曜を服喪の日と定め、イランの責任者に対し、この悲劇的な事件において、自らの義務を遂行するよう呼びかける。

 

『圧制者はまもなく知ることになるだろう、どこに帰するかということを』

(コーラン第26章シュアラー章詩人 第227節)



セイエドアリー・ハーメネイー

イスラム暦1429年ゼルハッジャ月29日

イラン暦1387年デイ月8日

西暦2008年12月28日